ビーズとレース糸で編むビーズクロッシェの代表的な編み方の一つである「ペレンクロッシェ」。
「ペレンクロッシェ」は「ビーズクロッシェ」の代表的な編み方の一つです。
ビーズクロッシェといえば、紐状の編み地を編む「チューブクロッシェ」を思い浮かべる方も多いと思いますが、今回ご紹介する「ペレンクロッシェ」は、「チューブクロッシェ」よりも難易度が低く、私がお教室でレッスンする場合、難易度の低い技法からだんだんと難易度が高い編み方へと、すなわち、
1)ループクロッシェ
2)ペレンクロッシェ
3)チューブクロッシェ
4)ルトゥールクロッシェ
5)モチーフクロッシェ
というように、段階をおって、お教えすることが多いです(ただし、4)5)は、編み物の経験やお好みによって逆になることもあり)。
どちらかというと、特徴的な「チューブクロッシェ」を編みたいという動機でお教室に通い始める方の方が若干多いような気もしますが、いきなりのチューブクロッシェはかなり難しいので、私はできるだけ、まず「ループクロッシェ」、その次に「ペレンクロッシェ」をまずマスターすることをお勧めしております(*1)
「ペレンクロッシェ」は、編み始めは、ちょっととっつきにくいところはありますが、編み始めると、基本的に同じパターンの繰り返しですので、ドンドン編めていく嬉しい編み方です。
一見するとビーズステッチの「スパイラルロープ」に似た仕上がりになります(ちょっと見ただけでは、ビーズ講師でも見分けが付かない場合があります)が、慣れれば仕上がりのスピードは断然「ペレンクロッシェ」の方が速いです。
ペレンクロッシェの攻略のポイントは「編み始め」、それに加えて、ペレンクロッシェの作品レシピには。独特な編み図記号があり、「編み物が出来れば編めますよ」と気軽にお伝えできた「ループクロッシェ」とは、その点が違います。
ただ、「ループクロッシェ」は、門外漢の方でも作品を見れば「レース針で編んだのかな?」とか「編み物の一種だろうな」と推測できる仕上がりなのですが、「ペレンクロッシェ」は素人目にはどうやって編んだか分からない複雑で高度な作品に見えます(前述のように、かぎ針を使わない「ビーズステッチ」で編んだ作品にも見えます)。
この魔法の編み地の「ペレンクロッシェ」をマスターして、ぜひ「これ自分で作ったの?!」「かぎ針で編むの?!」など、驚きの反応をゲットして下さいね!
今回は、リトルビーズビレッジ店主、ビーズクロッシェ講師歴10年以上の私ユッピビーズ(@yuppy.beads)が「ペレンクロッシェ」(*2)のまずは、糸通し図の見方と編み方をご紹介いたします。
ペレンクロッシェの編み図の記号とスタートの仕方を理解して、自慢できるような素敵なビーズクロッシェのネックレスをぜひ編んでみましょう!
(*1)編み方の種類に関しては、次章最後にあるリンク「ビーズクロッシェとは」をご覧下さい。
(*2)ここでは、「ペレンクロッシェ」の基本である「2パターンペレンクロッシェ」を例にとってご紹介します。
ビーズクロッシェで作品を作る魅力
その魅力は、ビーズを糸に通しておきさえすれば、持ち歩いて、外出先でも空き時間に編んで楽しめること、また、慣れると、比較的短時間で、ボリューミーな作品作りを楽しめる点です。
画像の、私ユッピビーズ(@yuppy.beads)オリジナル、「スレンダー・ペレン・ネックレス」は、これからご紹介する「ペレンクロッシェ」のごく基本の編み方です。
「ペレンクロッシェ」はクロッシェのなかでも、とても変化が多い編み方であり、編み方のバリエーションは正確に「いくつ」とはいえないのですが、この「ペレンクロッシェ」の中でも、「2パターンペレンクロッシェ」を呼ばれる編み方が、最も基本的だと考えられています。
「スレンダー・ペレン・ネックレス」もこの「2パターンペレンクロッシェ」の編み方です(他のさまざまなバリエーションに関しては、後日開設したいと思います)。
ただ、使用しているビーズの大きさがパールとファイアポリッシュが4ミリ、丸小ビーズ等細かいビーズですので、ペレンクロッシェを全く初めての方にはやや難しい作品かもしれません。
私のレッスンでは、ペレンクロッシェを初めてされた方の復習用、または、ペレンクロッシェ2回目さまにお勧めすることが多いです。
初めてペレンクロッシェを編まれる方は、後述致しますが、糸通し図のビーズをパール、ファイアポリッシュ5ミリ、または6ミリ、丸大ビーズに置き換えて編まれると、編みやすいです。
前述しましたとおり、スタートさえ順調にいけば、後はスムーズに進みやすいですので、ぜひぜひチャレンジして頂きたい編み方です。
また、比較的用意しやすいパールやファイヤポリッシュとシードビーズ(丸大、丸小ビーズ等)で編むことが出来ますので、色替えやオリジナルも作りやすい編み方です。
ぜひ、糸替え、オリジナルにもチャレンジして頂きたいです!
*その場合、著作権に十分ご注意ください。個人でお楽しみ頂けますが、商業利用は禁止しております。SNS等に発表する場合も、キットの色替えであること、デザイナー名(リトルビーズビレッジ むらはしゆみこ @yuppy.beads)の明記をお願い致します。
ぜひ、ビーズクロッシェで、世界に一つだけの素敵な手作りアクセサリーを楽しんで頂きたいです!
リトルビーズビレッジ「スレンダー・ペレン・ネックレス~ブラック~」
【ループクロッシェと糸通し図】ループクロッシェの糸通し図と記号図(編み図)の見方!
ペレンクロッシェの作品を編む前に ビーズを糸に通す~糸通し図~
他の技法では、ビーズを拾いながら、作品を編む場合が多いのですが、ビーズクロッシェは、まず、ビーズを糸に通さなければスタートできません。
キットの場合は、レース糸が封入されている場合が多いですので、ビーズ通し針をレース糸に付けて、レシピの「糸通し図」にしたがって、ビーズを通していきます。
リトルビーズビレッジのビーズクロッシェキットでは、「糸通し図」という項をレシピの中で立てていますが、単に「糸に指定のビーズを〇コ通します」という表現で、ビーズ通しを指定するレシピもあります。
デザイナーによって、「糸通し」の支持の仕方は変わりますが、いずれにしても、まずはビーズを糸に通す作業からスタートしてくださいね。
リトルビーズビレッジ「スレンダー・ペレン・ネックレス~ブラック~」
ペレンクロッシェの作品を編む前に ①ビーズを糸に通す前にやっておいたほうが良いこと
向かって右の「通し始め」から、ビーズを通します。
「ビーズAを4コ、ビーズBを1コ」、続けて、「ビーズCを4コ、ビーズDを1コ」を通します。
そして、「〇回繰り返し」とありますので、指定の回数だけ、「「ビーズAを4コ、ビーズBを1コ」、続けて、「ビーズCを4コ、ビーズDを1コ」を繰り返します。
このとき、糸は切らずに、そのまま続けてビーズを通してください。
糸通し図の途中に、釣り針のような曲がった矢印(*)が入っていますが、ビーズを糸に通す糸通しの際には、関係がありませんので、無視をして、ビーズを糸に通していきましょう。
この糸通し図の場合、あまり複雑でないので、糸通し図を見ながら、ビーズを通すでもミスは少ないかと思いますが、
「〇回繰り返し」、例えば、「15回繰り返し」と指定があった場合、
糸通しをしながら、「何回通しただろう?」と数えるのは、手間ですし、ミスも起こしがちですので、ビーズを糸に通す前に、大きめのビーズを予め、数えてビーズマットの上に出しておくと、そのビーズが無くなったら、糸通しが終わったということになりますので、おススメです。
画像の糸通し図の場合でしたら、「ビーズB」を15コ出しておく、もしくは、「ビーズB」を15コの山を二つに分けて、ビーズマットの上に出しておいてから、糸通しすると、糸通ししながら、通した回数を数えなくてもよいですね。
また、「ビーズA」多め、「ビーズB」15コ、「ビーズC」多め、「ビーズD」15コというように、「糸通し図」に合わせて、ビーズマットの上にビーズを並べておくと、ビーズ通しのミスが少なくなりますね。
ビーズクロッシェに「糸通し」は、必ずやらなければならないことなのですが、作品のレベルが上がると、「糸通し」も当然複雑に、量も多くなります。
編んでいて、ビーズの糸通しが間違っていると、ビーズを割ったり、糸を切って正しくビーズを入れなおしたり、また、糸始末も増えますし、どうしても手間がかかってしまいます。
上記に書いたやり方は、一つの例ですが、いろいろと工夫して、ビーズの糸通しをミスなく、迅速にできるようにしてみましょう。
(*)この「釣り針のような曲がった矢印」は、ペレンクロッシェを編む際に、欠かせない記号です。後ほど「編み方」の説明の際に解説致します。
ペレンクロッシェの作品を編む前に ②できるだけ、ミスなくビーズを糸に通していくコツ
前章に書きました通り、ビーズを通す前に、大き目ビーズを数えておくと、ビーズ通しのミスは少なくなります。
基本のペレンクロッシェの場合は、「ビーズAを4コ、ビーズBを1コ」、続けて、「ビーズCを4コ、ビーズDを1コ」と、今回のサンプル糸通し図のように比較的シンプルなビーズの組み合わせが多いので、ミスはあまり起こらないのですが、
それでも、ビーズA、Cの丸小ビーズはそのたびごとに数えなければならないので、どうしても、ここでビーズ通しを間違える可能性が出てきます。
また、もっと繰り返しの回数が増えたり、途中でビーズ通しのビーズのパターンが変わったりすると、ミスの確率は上がります。
*画像はペレンクロッシェではなく、ループクロッシェ作品の糸通しの一例で、やや複雑な糸通しになっています。
まあ、「2,3コ」でしたら、そんなに間違える可能性はないかもしれませんが笑、それ以上のビーズを繰り返し通す場合もあります。
私は、丸小ビーズや、丸大ビーズなど、細かいビーズをたくさん通さなければならないときは、ビーズをビーズ通し針に通した後、すぐにレース糸の方まで送らずに、ビーズ通し針の上に一旦、留めておいて、そこで「ビーズA4コ」ある、、、と目視して、確認したら、レース糸の方へ送るということをしています。
ビーズをレース糸の方まで送ってしまうと、間違えに気が付きにくいですし、間違って通してしまって、「そのビーズを外す」となると、手間がかかります。
(画像は、通したビーズをレース糸まで送った状態です。)
ビーズ通し針に通っているだけの状態なら、ビーズの出し入れが楽ですし、ビーズも数えやすいので、この方法がおおススメです。
ビーズをビーズ通し針に通して、レース糸のところまで、ビーズを送る前に、「ビーズ通し針の上で、ビーズの数の確認」、ちょっとしたことですがやってみて下さいね。
私はいつもこのやり方で、かなり糸通しのミスが減っていると思います。
ペレンクロッシェの作品を編む! 「糸通し」「記号図」を見ながら、編んでみましょう
編む際も、もちろん、作品のレシピに従って編んでいくのですが、「通し図」と同様、こちらもデザイナーによって、様々な書き方、説明の仕方がありますので、ここでも、私ユッピビーズ(@yuppy.beads)オリジナル、ペレンクロッシェ作品レシピの例に従って説明していきます(*)。
ビーズクロッシェは、もちろん編み物がその基礎になっていますので、一般的に、編み物の記号が使われることが多いです(例えば、鎖編み、細編み、長編み等の記号は、一般の編み物記号と共通です)。
基本的に「鎖編み」のテクニックを使う「ループクロッシェ」は、編み物の知識があれば、作品が編めるのですが、この「ペレンクロッシェ」は、一般の編み物と違った針の動きがあり、糸通し図に使われている記号も
前述のように、その作品のデザイナーによって、様々なレシピの記載の仕方がありますので、ここでは一例として記載いたします。
(*)私は、楽習フォーラム(株式会社オールアバウトライフワークス)に所属の講師であるため、レシピの記載の仕方は、この「楽習フォーラム」発行のレシピの体裁に準じております。
また、一般的にペレンクロッシェの場合は、同様の記号を採用している作家が多いようです。
リトルビーズビレッジ「スレンダー・ペレン・ネックレス~ブラック~」
ペレンクロッシェのネックレスを編む ①もう一度糸通し図を見る
ビーズに糸を通した際に、「糸通し図」に従ってビーズを通しましたが、実は、編む際にも、こちらの「糸通し図」にも、編む際に必要な情報が含まれています。
ビーズクロッシェで、まず、特徴的なのは、前の画像にもあるように、通したビーズの「一番最後のビーズ」が「編み始め」になること。
これが意外にちょっと厄介で、ビーズクロッシェで、編む際には、「糸通し図」の最後のビーズをさかのぼって、編んでいくことになります。
画像の図の中に「通し終わり(=編み始め)」「通し始め(=編み終わり)」とあるのがそれです。
ビーズを糸通しした際に、もしミスがあった場合にも、この「糸通し図」をさかのぼって、ビーズの配置、数を確認していく必要があります。
糸に通されたビーズは、「糸通し図の最後」が「編み始め」になることを頭に入れて下さいね。
もう一つ、これは楽習フォーラム独特の「糸通し図」の記載の仕方かと思いますが、「□が一目」となります。
これは、糸通しには、関係がありませんでしたが、編む際にこの「□」の中に記載されているビーズ、この図の場合、「ビーズDを1コ、ビーズCを4コ」を一目に入れて編むという意味になります。
ですので、最初の目は、「ビーズDを1コ、ビーズAを4コ」入れて編むという意味となります。
さあ、どのようにして、編むのでしょうか?
ここで、もう一つの図が出てきます(*)。
(*)図ではなく、文章で編み方を説明している場合もあります。
ペレンクロッシェのネックレスを編む ②「記号図」を見る
この「記号図」も、作品デザイナーによって変わりますが、編み物の編み図記号をもとにしている場合が多いですので、大体共通になっているかと思います。
「記号図」をいうのは、どのように編み地を編んでいくか、ここでは、編み物をしている方にとって、おなじみの記号が出てきます。
作家によっては、こちらの記号図が省略されて、文章で「一目目はビーズを入れた鎖編み」などと、文章で説明する場合もあり、また、記号図と文章の併用もありますので、記号図がない場合には、レシピの文章を読みながら、編んでいきましょう。
ペレンクロッシェの記号図は、2段目から、1段目の目にレース針を入れ、引き抜き編みをするので、ループクロッシェの記号図のようにまっすぐではなく、ぐるぐると円を描くような図になっていますね。
スタートは、記号図にしたがって、円の中心、「ビーズD1コ、ビーズC4コ」を引き寄せて、ビーズを入れた鎖編みを1目、ビーズを入れないカラの鎖編みを1目します。
ペレンクロッシェを編んでみましょう!
ビーズクロッシェのレシピには、必ず「糸端○センチを残して、最初の目を作ります」等の指示の分がありますので、それに従って、最初の目を作って(編み物の最初の目の作り方と同じです)、編み始めます。
一見、どのように編んだらそうなるのか不思議に見えるペレンクロッシェの編み地、一体どのように何でいくのでしょうか。
ビーズクロッシェのどの編み方もそうなのですが、編み始めがとても大切で、最もわかりにくく、難しいとされますので、詳しく説明していきます。
リトルビーズビレッジ「スレンダー・ペレン・ネックレス~ブラック~」
ペレンクロッシェ1段目を編む①
続けて、「ビーズB1コ、ビーズA4コ」を引き寄せて、ビーズを入れた鎖編みを1目、カラの鎖編みを1目します。
ここでとても大切なのは、この1段目に当たる4目の鎖編みを編んだ後、画像のようにビーズが入っている目を右手側の方へ回しておくことです。
また、ビーズが目の中で動いてしまうくらい緩いと、仕上がりが余り良くありませんので、ややきつめ程度に編んでみて下さい。
右利きの場合、左手の指でビーズを支えて編むので、左側にビーズがくるのですが、2段目を編むときに必要になるので、1段目の4目を編んだら、必ずビーズを編み入れた目を右側にしてくださいね。
ペレンクロッシェ1段目を編む②
ここは、糸通し図の記号を見ます。
(この部分の説明は、前述のように記号を使わず、文章のみの場合もあります。)
少し前に出てきました「釣り針のように曲がった矢印」が、実はこの「目のどこに針を入れるか?」を指示しています。
この図を見ると、ビーズDとビーズCの間に書かれていますね。
これは、「ビーズDとビーズCの間にレース針を入れる」という意味です。
そして、もう一つ、大切なことは、図のカラーのアンダーラインで説明しているように
「矢印の先端のビーズは、レース針の向こう側」
「矢印の始点側のビーズは、レース針の手前」
になるように針を入れます。
ですから、この場合、画像のように、
ビーズDが針の向こう側、ビーズC4コが針の手前になるように、レース針を入れます。
わかりにくい場合は、ひとまず、ビーズDとビーズC4コの間に針を入れてみて、ビーズDが手前に来てしまった場合には、一旦針を外して、ビーズC4コが手前になるように針を入れ直して下さいね。
間違って針を入れても、そこで編む前に、針を外して入れ直せば、それで済むことですので、どちらかなと悩む前に、一段目を編んだら、一段目の1目目に針を入れてみて、ビーズの位置を確認して、正しく針をいれてください。
この矢印は、ペレンクロッシェ独特の記号で、「この釣り針のような矢印」があると、「ペレンクロッシェの作品」であると思って間違いはないです。
逆に、ビーズクロッシェの他の編み方、例えばループクロッシェやチューブクロッシェでは使いません。
ペレンクロッシェの編み図、レシピに必ずといってよいほど出てくる記号ですので、覚えておくととても便利です。
ほとんどのレシピでは、この図とともに、文章でも説明している場合場多いですので、レシピの文章も確認しつつ、針を入れる場所を確認して下さい。
ペレンクロッシェ2段目を編む
このときに、新しく入れるビーズをしっかりと編み地まで引き寄せることが大切です。
(実はここで、新しいビーズを引き寄せ引き抜く際に、「右手の中指と薬指の間に引き寄せたビーズと糸を挟み込むようにする」ということがとても大切なのですが、また、後日開設したいと思います。)
引き抜いたら、記号図にあるとおり、カラの鎖編みを1目編みます。
ブロックB(ビーズB、ビーズA4コの入った目)の目に、糸通し図の矢印の記号の指定通りに(ビーズBとビーズAの間、ビーズBを針の向こう側に、ビーズA4コを針の手前)針を入れます。
つぎに、ブロックBのビーズを引き寄せて、引き抜き編みをしてから、カラの鎖編みを1目します。
ペレンクロッシェ3段目以降を編む
ブロックAのビーズを引き寄せて、引き抜き、カラの鎖編みを1目編みます。
ブロックBも、2段目を同様に、矢印記号の指定の場所に正しく針を入れ、ブロックBのビーズを引き寄せて、引き抜き、カラの鎖編みを1目編みます。
3段目まで編むと、紐状になってきます。実は、この3段目まで、正しく編めれば、後は、同様に繰り返して編んでいくだけです。
ただ、「2パターン」という名前の通り、2つのブロックの内の一つの目を選んで針を入れなければならないので、どちらの目に針を入れたら良いか?という悩みが出てきます。
その場合は、これから編むビーズの一番手前のビーズを見て判断が出来ます。
ブロックA、B、どちらの目に針を入れたら良いか、分からなくなったら、これから編むビーズ(糸に通してあるビーズ)を見て、一番手前にブロックAのビーズがきていたら、ブロックAの目に、ブロックBのビーズがきていたら、ブロックBの目に(正しく!)針を入れてください。
そうすると、正しい方の目に針を入れていくことが出来ます。
そして、3段目まで編めたら、後は糸に通したビーズがなくなるまで、この動作の繰り返しです。
自信を持って、続けて編んでみて下さい!
ペレンクロッシェの編み終わり
ビーズがなくなるまで、同様に編み、最後は、ビーズを編むときと同様、糸通し図の矢印記号の場所にブロックAの目に針を入れ、引き抜きます。編み地を時計回りに回し、ブロックBの目の指定の場所に針を入れ、引き抜きます。
最後に、カラの鎖編みを1目編み、レシピ指定の長さの糸を残して、糸を切り、針を上げて目を留めます。
レシピにしたがって、編み地の残した糸に、ビーズや留め具パーツ等を入れて、作品を仕上げます。
その際に、糸始末をしますが、その糸始末もペレンクロッシェの場合、決まったやり方がありますので、こちらも後日、詳しく解説したいと思います。
編み始めると、ドンドン編めるペレンクロッシェ、ぜひチャレンジ下さい!
ペレンクロッシェの作品を楽しみましょう!
今回は、ペレンクロッシェの基礎と呼ばれる「2パターンペレンクロッシェ」の編み始めを、「糸通し図」「記号図」「ペレンクロッシェの独特の記号」を中心に解説致しました。
お教室で、ビーズクロッシェに慣れた方でも、この「編み始め」というのは、しばらくしていないと、忘れてしまって、「編み始めは見て頂けますか?」という場合がほとんどです。
ただ、立ち上がって、3段目まで、正しく編めると、後は黙々と、、、と。
後は編み終わりまで、同じパターンという作品が多い(もちろんそうでない作品もあります)ので、この同じ作業の繰り返し、そして、きれいな編み地になっていくということがとても楽しいとおっしゃる方が多いです。
また、最初に述べましたとおり、比較的手に入りやすいビーズで作品が構成できますので、色替え作品も手軽に楽しめるのも、嬉しいです。
画像は、「スレンダー・ペレン・ネックレス」のカラバリです。
ショップで、販売しているのは、「ホワイト」「ブラック」「ピンク」ですが、機会があれば、「ゴールド」「ブルー」「パープル」なども作ってみたいです。
そして、応用がいろいろ聞くのも、この「ペレンクロッシェ」の特徴です。
ぜひ、この基本の「2パターンペレンクロッシェ」をマスターして頂き、さまざまなペレンクロッシェを楽しんで頂きたいです。
リトルビーズビレッジ楽天ショップでは、こちらの「ペレンクロッシェ」の応用の作品キットもたくさんのお客様に楽しんで頂いております。
まずは、どんなふうに「ペレンクロッシェ」が変化しているのか、ご覧下さいませ!
下記、当リトルビーズビレッジ楽天ショップのキットページ、また、ビーズの販売店様のリンクを貼っております。
ご活用頂ければ嬉しいです。
「ペレンクロッシェ」で編んだ素敵な作品を身につけて、
「こんな作品が自分で作れるの?」「買ったんじゃないの?」「どうやって作ったの?」など周りの方を驚かせて下さいね。
*レシピを参考に、色替えや素材替えをされる場合、著作権に十分ご注意ください。個人でお楽しみ頂けますが、商業利用は固く禁止しております。SNS等に発表する場合も、キットの色替えであること、デザイナー名(リトルビーズビレッジ むらはしゆみこ @yuppy.beads)の明記をお願い致します。
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