【ビーズクロッシェネックレス無料公開レシピ】鎖編みとループクロッシェでネックレスを編んでみましょう！

《ご用意頂くもの》
【糸】・チューリップ社　クロッシェコード　スカイブルー
【レース針】レース針４号
【その他】ビーズ通し針、ボンド




ビーズ販売元　A～E、G：パーツクラブ、F：X-SENCE、H：ビーズパラダイス


＊著作権に十分ご注意ください。個人でお楽しみ頂けますが、商業利用は禁止しております。SNS等に発表する場合も、キットの色替えであること、デザイナー名（リトルビーズビレッジ　むらはしゆみこ　＠yuppy.beads）の明記をお願い致します。

画像が、「サターンスターのネックレス」ブルー・バージョンの糸通し図です。

こちらの作品は、糸通し図と記号図（編み図）を合わせた図で、図の一番上に、「カラ編み（＊1）」の説明があります。

ですので、「カラの鎖目　10目編む」を飛ばして、実際には「ビーズA3コを14回繰り返す」から、ビーズをクロッシェコードに通していきます。
左上に但し書きがある通り、「ビーズA3コを14回繰り返す」ので合計42コ、ビーズAを通します。

続けて、通し図にしたがって、パートA部分を通します。更にパートA部分を２回繰り返します。

さらに、続けてビーズを通します。

続けて、パートB部分のビーズを通します。更に、パートB部分を２回繰り返して通します。

さらに、続けて、「通し終わり」まで糸通し図にしたがって、ビーズを通します。

＊ビーズクロッシェの糸通しで、間違えやすいミスの一つは、「○回繰り返し」の回数や範囲を間違えたりすることです。
　繰り返しの範囲や繰り返しの回数に気をつけて、ビーズを糸に通して下さい。


＊著作権に十分ご注意ください。個人でお楽しみ頂けますが、商業利用は禁止しております。SNS等に発表する場合も、キットの色替えであること、デザイナー名（リトルビーズビレッジ　むらはしゆみこ　＠yuppy.beads）の明記をお願い致します。

センター部分を編んでいきましょう！

ビーズクロッシェのレシピには、必ず「糸端○センチを残して、最初の目を作ります」等の指示の分があります。
この作品は、編み始め、編み終わりをそれぞれ２０センチ残して、始めの目（編み物の最初の目の作り方と同じです）を作ります。


①四角１マスがビーズを入れて編む鎖編みの１目です（＊１）。「糸通し図」の「通し終わり」の方から、編み始めます。

ビーズBをしっかり引き寄せ、糸を掛け、引き抜きます。
鎖編み１目にビーズを１コ、編み込みます。ビーズを鎖編み１目に、１コ編み込む場合は、鎖編みの目の高さをビーズの高さに合わせるときれいです【画像①】。




同様に、ビーズC、ビーズBを鎖編みの１目に１コずつ編み込みます【画像②】。




③黄色の楕円の記号は、「ビーズが入らないカラの鎖編み１目」です。カラの鎖編み（＊２）を２目編みます。

④次に、ビーズA：３コを引き寄せて、鎖編み１目に編み込みます。
　【画像③④】のようにビーズAが三角に並ぶように、鎖目の高さはあまり高くせずに、引き締め気味に編みます（＊３）。





　　　
⑤【糸通し図】を見ながら、鎖編み１目にビーズ１コを入れる場合は、鎖目を「引き寄せるビーズの高さに合わせて」、鎖編み１目にビーズを
　複数コ入れる場合は、ビーズを寄せ、左手でしっかりと支えて、鎖目をあまり高くしないようにして、引き抜いてください【画像⑤】


　　
　パートA、Bは、編み上がり約５.５センチです。このパートごとの編み上がりサイズは、大変大切です。必ず、サイズを測って、編み上がりのサイズを確認して下さい。
　手加減によって、編み上がりサイズはかなり変わります。パートBを２回編んだら、編み上がりサイズを測り、調整してください。
　あまり短くなる場合には、レース針の号数をさげて「２号」針で編んでみて下さい（＊４）

（＊１）鎖編み一目にビーズを一つずつ入れて編む「ビーズクロッシェの鎖編み」作品の編み方のコツは、すでにご紹介していますので、下記リンクをぜひご参考になさってください。
（＊２）ビーズを入れずに編む鎖編みをカラの鎖編みと呼びます。
（＊３）このように、鎖編み１目に、複数コのビーズを入れて編む編み方を「ループクロッシェ」といいます。
（＊４）編み地の調整は、手加減以外に、レース針を変えることでも可能です。
　　　長すぎる場合は、レース針の号数を上げ（４号から６号に）、短すぎる場合は、レース針の号数を下げる（４号から２号に）ことで、
　　　編み地の調整できます。

糸通し図の一段目、「カラの鎖編み10目編む」の箇所からが、サイド部分になります。

①カラの鎖編み10目を編み、ビーズA：３コをを引き寄せて、鎖編み１目に編み込みます。
　センター部分の【画像③④】のようにビーズAが三角に並ぶように、鎖目の高さはあまり高くせずに、引き締め気味に編みます。
　①部分１回分で、約２.５センチです。

②レシピは①を「１４回繰り返し」と指定がありますが、仕上がりが長すぎる場合は、繰り返しの回数を少なくし、短い場合は、糸の編み地と反対側の糸端から、必要分のビーズを入れます。
繰り返し１回分で約２.５センチですので、例えば、約５センチ長くしたい場合には、ビーズAを６コ（繰り返し２回分）を反対側の糸端から入れます。

③コードに通したビーズがなくなるまで編みます。編み終えたら、１目カラの鎖編みをして、２０センチ残してコードを切り、レース針を
　上げて、コードを目から抜き、目を留めます。

ビーズクロッシェの編み地の仕上げで、欠かせないのは「玉留め」です（＊１）。

ビーズクロッシェの場合、編み地のビーズを利用して、玉留めをして、糸始末をします。

①編み残した糸に、ビーズ通し針を付けます。編み地のビーズの手前の糸に、ビーズ通し針を入れます。

②ビーズ通し針を付けた糸を手前側から、１回だけ、ビーズ通し針に巻き付けます。

　裁縫や他の縫い物の場合は、このとき、２，３回糸を巻き付けますが、ビーズクロッシェの場合は、大抵、レース糸を使っているため、裁縫や刺繍などに比べると、使用される糸が太く、複数回、針に糸を巻き付けると、結び目が大きくなってしまうため、この「１回だけ」巻き付けるということは、とても大切です。
　レッスンでも、「たくさん巻かないで、１回だけ巻いて下さいね」とお伝えしています。

③糸を巻いた箇所を軽く押さえて、動かないようにしながら、ゆっくりと針を抜きます。
　このとき、引きすぎないように注意します。引きすぎると、編み地が伸びたりして、見栄えが悪くなることがあります。

④玉留めで出来た結び目を直ぐ近くのビーズに通して、軽く引き、結び目をビーズの穴に引き入れます。
　この「結び目をビーズの穴に引き入れる」ときに、ビーズを抑えながら強めに引きます。そうすると、結び目がしっかりとビーズの中に入ります。また、編み地が伸びることもありません。

以上がビーズクロッシェの玉留めの仕方です。

②で説明したとおり、何回も針に糸を巻かないのが、最も大切なポイントです。どうしても、癖でくるくるっと巻いてしまったりすることもあるかもしれませんが、「１回だけ」で我慢して下さいね。
また、③で、「糸を引きすぎない」も意外に大事なポイントです。これも、つい、ぎゅっと引きたくなりますが、強く引いてしまうと、編み地が締まりすぎて、形が崩れてしまったり、糸が伸びてしまって、糸が目立ったりしてしまうことがあります。

以上のことに注意して、玉留めをしてみて下さい。

（＊１）チューブクロッシェは、「半返し」で糸始末をします。玉留めはしません。

では、サターンネックレスの糸始末をしましょう。

この作品は、チューリップ社のビーズクロッシェ専用コードを使っておりますが、ハリがあり、しっかりした素材ですので、レース糸でしたら、２，３回玉結びをして糸始末をするところ、１回玉結びを為れば充分です。

①まず、編み始めと編み終わりのコードをしっかりと固結びをします【画像①】

②どちらかの編み残しのコードに、ビーズ通し針を付けます。ビーズBの手前の糸にビーズ通し針の先を入れます【画像②】

③手前から、１回だけ針にコードを巻きます【画像③】

④コードを巻いたところを軽く押さえて、ビーズ通し針を抜きます（＊１）。その際にあまり強く引きすぎないように注意します【画像⑤】。
　＊引きすぎると、編み地が伸びたりしてしまうため。

⑤コードがビーズから出たところに薄くボンドを付け、乾いてから、ビーズのキワでコードを切ります。

⑥もう一方の編み残しのコードにビーズ通し針を付け、編み地の鎖編み半目を取り、かがって移動します【画像⑥】。
　端から二つ目のビーズであるビーズCを使って、②～④を繰り返して、糸始末をして、完成です！

で、根元にそれぞれ玉留めし、それぞれのビーズに引き入れて、ボンドで留めます。
ボンドが乾いてからコードを切って、完成です(^-^)。


（＊１）この際に、ビーズの穴にコードが入らないようでしたら、無理に引き入れず、鎖目の半目をかがって移動し、他のビーズ通し針が入りそうなビーズを探して、始末して下さい。

私の場合は、色替えをしようと思うとき、中心になる目立つパーツにどのようなカラーバリエーションがあるか確かめて、その中から、自分の好みの色替えを為ることが多いです。

この作品の場合は、印象的な形のビーズH：チェコビーズが、色替えの基準です。
幸いこのビーズは、多くのカラーバリエーションがあり、また、使用するチューリップ社のクロッシェコードの色と合わせて、愛称の良さそうなものを選びました。

私の場合、同系色のビーズを集めて、作品を作ることが多いので、ビーズH：チェコビーズに合った色の天然石のさざれや、丸大、丸小ビーズ、カットガラスをピックアップして、どのビーズが良いか、更に選別します。

同系色ばかりだと、ぼんやりとしたおとなしい印象になってしまう場合があるので、ゴールドやシルバー、または、差し色として目立つ色を入れてみたり、同系色でもクリア系、マット系など、いろいろ組み合わせてみて、「これは！」と思った組み合わせを決めます。

そこから、糸通し図にしたがって、ビーズを糸通しして、実際に編んでみて様子を見ます。
編んでみて、一発オーケーの場合もありますが、「これは！」と思った組み合わせでも、編んでみると思っていた感じと違うということももちろんあり、編んでは解いて、また、ビーズを通し直して、、、という感じで、作品の色替えをしています。

「色替え」は簡単そうに思えても、実際にやってみると、案外難しいのですが、うまく出来ると、また、その作品の違った魅力が引き出され、自分でもとても嬉しく楽しいです。
色替えをして、同じレシピを使っていても、全く印象が違う作品が出来たりすることもありますので、ぜひ、「色替え」を楽しんで頂きたいと思います。

（＊）著作権に十分ご注意ください。個人でお楽しみ頂けますが、商業利用は禁止しております。SNS等に発表する場合も、キットの色替えであること、デザイナー名（リトルビーズビレッジ　むらはしゆみこ　＠yuppy.beads）の明記をお願い致します。
また、作家様によっては、色替え、素材替えを禁じている場合もありますので、十分ご注意下さい。

色替えと同様、素材替えも楽しむことが出来ます。

この「サターンスターのネックレス」の材料の中では、ビーズH：チェコビーズが、手に入りにくい、また、手持ちでもっていなさそうなビーズですね。

ですので、このビーズH：チェコビーズ（９×７ミリ）を、同じくらいの大きさの他の形のチェコビーズや、パールなどに代替えするのが良いと思います。

大きさが変わってしまうと、編み地の長さがかなり変わってしまうのと、デザインも大きく変わるので、それはそれで楽しいのですが、元の作品と同じようなイメージで素材替えをしたい場合には、代替えをするビーズの大きさに注意しましょう。

後は、やや手に入りにくい天然石さざれをドロップビーズなどを使ってみても良いかなと思います。

丸小、丸大ビーズ、カットガラスなどはお手持ちのビーズを色が合えば、お使いになれる可能性があります。

こちらの素材替え、ご自宅に眠っているビーズの活用にもなりますので、ぜひ試してみて下さい。

（＊）著作権に十分ご注意ください。個人でお楽しみ頂けますが、商業利用は禁止しております。SNS等に発表する場合も、キットの色替えであること、デザイナー名（リトルビーズビレッジ　むらはしゆみこ　＠yuppy.beads）の明記をお願い致します。
また、作家様によっては、色替え、素材替えを禁じている場合もありますので、十分ご注意下さい。