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【初心者様必見!】ビーズクロッシェとは?

ビーズクロッシェの編み地と糸

「クロッシェ」とは、フランス語で「かぎ針」または「かぎ針編み」のこと。

ですので、ビーズクロッシェとは、簡単に言うと、ビーズを通した糸をカギ針(またはレース針)で編むことです。

予め、決められた順番にビーズを通し、指定された編み方で編んでいくと、いろいろな作品に。

ビーズを通してしまえば、いつでも、どこでも楽しめる、、、というのが、また、ほかのビーズワークとは違ったビーズクロッシェならではの魅力です!

ビーズクロッシェとは?

ビーズクロッシェ作品例
ビーズクロッシェは、ビーズワークの一種で、
「ビーズ」を「クロッシェ:仏語でかぎ針編み」する、すなわち、ビーズを通した糸をかぎ針(又はレース針)で編んでいく技法です。

かぎ針、レース針を使いますので、広く言えば、編み物の一種と考えてよいと思います。

ただ、ビーズを予め、レシピ通りに通しておくことが必要で、「このビーズを通す」という作業がなければ、ただのというか、普通の編み物になってしまいます。

当たり前ですが、ビーズクロッシェに「ビーズ」は必須ですね。


編み物のテクニックである「鎖編み」「細編み」「長編み」などを使う作品、編み方があり、また、編み物記号も、ビーズクロッシェのレシピに使われます。

ビーズのがま口やモチーフ編みなどがそうですね。

また、そのほかに、「ペレンクロッシェ」「チューブクロッシェ」「ルトゥールクロッシェ」等のビーズクロッシェ独特の編み方もあり、
どうやって編んでいるの??というような作品を作ることができます。

「ビーズクロッシェ」=「チューブクロッシェ(画像の左上に見えるチューブ状の編み地の編み方)」という印象、紹介のされ方もあり(*)、

「ビーズクロッシェ」というと、難しそうとか、編み物の経験がないからとかで、敷居が高いと思われている方も多いようですが、
実は、基本的な編み方の種類はあまり多くなく、一度マスターしてしまえば、いろいろな作品を楽しむことができます!

また、テクニックも編みだしてしまえば、同じ動作の繰り返しが多く、レシピとにらめっこしなくても編める作品も多いです。

なにより、ビーズを通しておきさえすれば、いつでもどこでも編めるのが良いところ!
ぜひ、お気軽に始めてみて下さいね。

ビーズキット・ショップ店長兼ビーズクロッシェ講師歴10年以上の私、ユッピビーズ(@yuppy.beads)が解説いたします!

(*)「チューブクロッシェ」は、あくまでも「ビーズクロッシェ」の編み方の一種であり、イコールではありません。

また、この「チューブクロッシェ」の編み方は、「ビーズクロッシェ」の編み方の中でも、一般的に上級レベルに分類されますので、「ビーズクロッシェ」初心者様がいきなり「チューブクロッシェ」のワークショップに参加されるとかは、かなり辛いことになる可能性が高いですし、無謀かと思います。

「ビーズクロッシェ」初心者様は、作品のお好みにもよりますが、できましたら、「鎖編みのビーズクロッシェ」「ループクロッシェ」作品から体験されることをオススメ致します。

ビーズクロッシェの言葉の意味

ビーズクロッシェの作品例と編んでいる様子
前述のように、ビーズクロッシェは、ビーズワークの一種で、あらかじめ、レシピ(作り方の説明書)の指示に従って、レース糸に通した「ビーズ」を「クロッシェ:仏語でかぎ針編み」する、ビーズワークの一種です。

使われるビーズは、作品に使用するレース糸等に通れば何でも使えますが、繰り返して編むパターンが多いビーズクロッシェの作品では、一般的に、数がある程度揃えられるビーズを用いる場合が多いです。

ビーズを一つ、二つだけ通して終わり、、、ということは、まずありえないので、「指定されたある程度の量のビーズのパターンを何回か繰り返して糸に通す」ということが多いです。

ビーズクロッシェと編み物

ビーズクロッシェを編んでいる途中の状態
「ビーズを糸に通す」だけでも、「ストリング」という技法となるように、それだけでも、作品にはなりますが、「ビーズクロッシェ」の作品を作るのに不可欠なのは、「レース針、かぎ針で編むこと」です。

同じく「ビーズを編む」技法でも、縫い針のような細い針と、ミシン糸のような細い糸でビーズを拾いながら編む「ビーズステッチ」やテグスを使って編む「テグス編み」と大きく違う点です。

ここが、「ビーズクロッシェ」で、編み物の未経験者の方には、ちょっと敬遠されてしまう点でもあり、逆に編み物経験者の方にはお勧めしやすい点でもあります。

編み物の未経験者の方には、レッスンの場合、「糸のかけ方」「針の持ち方」「初めの目の作り方」からお教えして、まずは、ビーズを入れずにレース糸、難しい場合には、太めの毛糸で、編み物の基本の「鎖編み」から練習して頂きます。

ということは、編み物経験者の方には、この過程は省くことができ、編み物未経験者の方には、「ビーズクロッシェ」の技法だけでなく、「編み物」の技法も同時に習得できるというメリットが!

「ビーズクロッシェ」は、ビーズ、レース糸はその作品に合った様々なものを、編み方も「ビーズクロッシェ」独特の技法、プラス編み物の技法も使えるという、「ビーズワーク」と「編み物」を組み合わせた楽しい技法なのです。

編み物ができないと、ビーズクロッシェは難しい?

ビーズクロッシェ作品を編んでいる画像 リトルビーズビレッジ
前述のように、ビーズクロッシェでは、「鎖編み」「細編み」「長編み」などを使う作品、編み方があり、また、編み物記号も、ビーズクロッシェのレシピに使われます。

昔ながらの「ビーズを編みこんだがま口ポーチ」などは、その典型です。こちらも現代のビーズワークでは、「ビーズクロッシェ」の一種とされています。

ただ、では、編み物と全く同じかというと、ビーズが入ってくると、ビーズの扱い方がプラスされますので、ビーズの上手な扱い方が分かれば、格段にスピードが上がりますし、仕上がりも美しくなります。

逆に、編み物がお得意であっても、ビーズクロッシェ独特のテクニック「ペレンクロッシェ」「チューブクロッシェ」は、「ビーズクロッシェ」独特のレシピの記号があり、まったく知識がないと、「???」という場合があります。

ですから、そのまた逆に、編み物未経験の方でも、ひとまず、編み物の基本の「鎖編み」がしっかりできるようになり、特に「ビーズクロッシェ」独特な編み方に関しては、ビーズクロッシェの記号と編み方をしっかりと理解して頂ければ、あとは、編み物お得意の方ともあまり遜色なく、編んで頂くことができるのです。

レッスンでも、編み物記号の知識はあまりないけれど、ビーズクロッシェ独特の「ペレンクロッシェ」「チューブクロッシェ」は大得意という方も多くいらっしゃいます。そのような方の場合、ビーズのがま口などを編もうと、レシピの中の「細編み、長編み、増し目」などの編み図記号をご覧になると、「???」となり、編み図記号を説明しなおしてさしあげるということが良くあります。

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yuppy.beadsインスタグラム

ビーズクロッシェと編み物の共通の編み方

編み物のテクニックを使ったビーズクロッシェ作品
前述のように、ビーズクロッシェでは、「鎖編み」「細編み」「長編み」などを使う作品、編み方があり、また、編み物記号も、ビーズクロッシェのレシピに使われます。

ただ、編み物と全く同じかというと、ビーズが入ってくると、「ビーズを引き寄せて」「ビーズをおさえて編む」など、編み物とは違ったテクニックが出てくるため、編み物では使わなくてもよい指を活躍させたりする必要が出てきます。

ただし、画像のような、細編みを使った小物類やがま口ポーチなどのモチーフ類、「細編み」のテクニックとレシピに編み物記号を使う「ルトゥールクロッシェ」、近年人気のトルコ伝統的な編み方「オヤ」編みは、作品レシピの中で編み図記号が使われますので、やはり編み物経験者の方の方が、理解が大変早いです。

特に、がま口ポーチや、お花のモチーフ類を編む速度は、編み物の経験の有無で相当変わります。

ので、編み物未経験の方は、モチーフ等を編む場合は、ちょっと時間がかかる覚悟を持って、また、ビーズなしの「編み物」にも興味を持っていただいて編んでみると、このような「編み編み系」ビーズクロッシェも上達されると思います。

また、逆にビーズクロッシェ独特のテクニック「ペレンクロッシェ」「チューブクロッシェ」は、編み物の基本の「鎖編み」「引き抜き編み」だけの組み合わせです。

編み物未経験の方でも、ひとまず、編み物の基本のこの二つのテクニックだけマスターして、あとは、ある程度段階を踏んでいくつか作品を作りつつ、かぎ針に慣れて頂けたら(自然に慣れます!)、編み物お得意の方とも全く遜色なく楽しんで素敵な作品を編むことができますよ。

編み物にないビーズクロッシェ独特の編み方

ペレンクロッシェで編んだ作品
ビーズクロッシェには、編み物にはないビーズクロッシェ独特のテクニック「ペレンクロッシェ」「チューブクロッシェ」等があります。

編み物の記号も一部使われます(「鎖編み」と「引き抜き編み」の組み合わせです)が、ビーズクロッシェ独特の記号を使って、レシピがかかれていること、また、編み方も一般の編み方とはイメージの違う針の動き方をしたりしまうので、編み物に慣れた方でもびっくりされたりします。

画像の作品は、「ペレンクロッシェ」の技法で編んだ作品ですが、編み物に慣れた方でも一見してどのように編まれているか、わからないと思います。
「ビーズクロッシェ」人気の「チューブクロッシェ」もまたしかり。

そもそも、編み物のご経験者でも「かぎ針(レース針)で編んだ」ということすら、初めて見た方にはなかなか気が付かれないでしょう。


ですので、ビーズクロッシェ独特のテクニック「ペレンクロッシェ」「チューブクロッシェ」等の製作に限っては、編み物の経験の有無はあまり関係がないかと、経験上、私は思っています。
(レース針の持ち方、糸のかけ方と鎖編みのレッスンの時間が余分なだけです)

編み物のご経験が全くなくても、或いは、「○十年前に少しだけ、鎖編みだけやったことがある」というだけでも、ビーズクロシェの独特の編み方「ペレンクロッシェ」「チューブクロッシェ」などは、編み物の基本の「鎖編み」と「引き抜き編み」のテクニック+ビーズの扱い方ですから、編み物の知識はあまり必要がありません。

簡単な編みやすい作品から段階を踏んでは頂きますが、編みのものご経験、知識の有無の関係なく、ぜひチャレンジして楽しんで頂きたいです。

「これどうやって作ったの??」と聞かれるような作品が作れるようになりますよ!

ビーズクロッシェのテクニックの種類は?簡単にまとめました!

リトルビーズビレッジオリジナル作品キット作品
ビーズクロッシェのテクニックには、主に以下のものがあります。
ごくごく簡単にご紹介します。
これらのテクニックを組み合わせたり、変化させたりして、上級レベルだとより深く楽しみますが、
テクニックの種類としては、これだけですので、これさえ覚えてしまえば、、、です!

ビーズクロッシェの大きな特徴の一つとして、おおもとの根幹的なテクニックの種類が少ないことかと思います。

また、機会がありましたら、それぞれのテクニックについて、ご説明しますね!

レベル的には、上から初級、下にいくにしたがって、難易度のレベルが上がります。
ビーズクロッシェ初めて様には、「鎖編み」「ループクロッシェ」の作品から体験されることをオススメ致します。

ただし、編み物のご経験者様の場合は、「モチーフクロッシェ」から入られても良いかと思います。

ぜひ、ビーズクロッシェ、楽しんで頂けますよう、、、。。



・鎖編み:鎖編みにビーズを1コを入れて編む。ビーズを入れないで編む編み地とビーズを入れて編む編み地を組み合わせることも。

・ループクロッシェ:ビーズを複数個入れた鎖編みで編む。
レベル:初級

・ペレンクロッシェ:ビーズを1~複数個入れた鎖編みのくさり目、針を入れ、ビーズを入れた引き抜き編みをし、らせん状に編む。
          レベル:(基本)初中級、(応用)中級~上級

・チューブクロッシェ:引き抜き編みにビーズを1個ずつ入れて、チューブ状に編む。
          レベル:(基本)中級、(応用)中級~上級

・ルトゥールクロッシェ:鎖編み、細編み等を組み合わせ、編み地を返しながら、往復して編む。
          レベル:(基本)中級、(応用)中級~上級

・モチーフクロッシェ:ビーズボールやフラワーモチーフなどを鎖編み、細編み、長編み等の編み物のテクニックで編む。
          レベル:(基本)中級、(応用)中級~上級

・その他(エビ編み、ビーズを先に入れた細編み、オヤ編み等)

yuppy.beadsインスタグラム

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リトルビーズビレッジの鎖編み、ループクロッシェ作品キット

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リトルビーズビレッジのビーズクロッシェ・バングル作品キット(チューブクロッシェを中心に)

リトルビーズビレッジのビーズを先に入れた細編み作品キット

リトルビーズビレッジのルトゥールクロッシェ作品キット

リトルビーズビレッジのオヤ風クロッシェ作品キット

まとめ

以前は、ビーズというと、テグスを用いて編む「テグス編み」が主でした。今でも、ビーズというと、テグスで編んだリングや動物モチーフを思い浮かべる方が多いことでしょう。

ただ、昨今では、ビーズワークは様々な進化を遂げています。

9ピンやTピンを用いる「ピンワーク」、ビーズ糸と針で編む「ビーズステッチ」、ワイヤーを用いる「ワイヤーワーク」、コードを用いる「マクラメ編み」「ソウタシエ」など。

その中でも、ビーズを糸に通してしまえば、気軽にどこでも楽しめるビーズクロッシェ。

病院の待合室や、ちょっとした待ち時間、飛行機や車(乗り物酔いに気を付けて笑)、電車で座れたときに、、、中には、立っているときでも編むという強者も!

ほかのビーズテクニックの作品よりも、やわらかく柔軟な編み地になる場合が多く、ボリューミーな作品を短時間で作ることができるのも、特徴です(作品によっては、細かくビーズを編みこんでいくので、時間がかかるものもあります)。

また、チューブクロッシェ(上画像)などは、丸大、丸小ビーズなどのシードビーズ(径が小さい細かいビーズ)さえあれば、作品ができるというリーズナブルなものも。

ビーズクロッシェ、始めてみようかな、どうしようかなと迷っている方! ぜひ、一度トライなさってみて下さいね!


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